この本の内容から抜粋しますが、不動産屋で「門前払い」という内容で著者の吉田可奈さんが言った「両親は年金生活なので、私一人で買いたいのですが・・・」とう言葉に対して、1秒もかからず即答したのがこれ「あ~難しいですね」というこのやりとりの部分。本当に言いそうと思いました。
不動産関係、建築関係にいると、シングルマザーの方というか、著者の吉田可奈さんのような年収200万円の方をお客様と思っていない方が多く感じます。
でも私の場合は、たまたまですが、年収200万円台の方々向けに家づくりを行っている会社と研修で出会っていたので「秋田県や岩手県、高知県、佐賀県の方で今でも仲良くさせていただいている会社です」それこそ、今から15年前に仲間の方との研修会で土地と新築で1400万円とか1680万円とか、びっくりしたことを良く覚えています。そのびっくりした理由は、この家を建てた方は20代で年収200万円台だということで、月々の支払いが4万円から5万円台だという事実を聞かされた時に、鳥肌が立ちました。しかも、その新築のお隣には大豪邸といっていい程の3000万円では建たないだろうという家があって、もし3000万円だとしても住宅ローンは毎月10万円くらい払うということになります。
月々10万円だと、家は買えないなって思っている自分がいましたが、月々の支払いが4万円から5万円台だったら払えるし、家賃をずっと払い続けるより庭付きの3LDKですが、自分のものになるなら充分だと思ったのがかれこれ15年も前の出来事でした。
今では、その時に学んだことで「家賃並みで買える家」「無理なく買える家づくり」ということで家を持ちたいけど高額で手が届かないとお家づくりを諦めている方々に、諦めずにマイホームを持っていただきたい。という思いで「誰でも持てる家づくり」を続けています。
シングルマザーさんの声を聞かせていただくと、「子供のために家を残してあげたい」「将来が不安」「払い続けていけるか不安だけど子供のためになんとかしてあげたい」といった、切実ながらも、子供のためになんとかしたいと頑張っているお母さんの声がたくさんありました。私たちが、そんな家族の悩みを全て解決する為に考え出したのが「シングルマザーのための家」なんです。
この「シングルマザーのための家」は
「子供の教育の為にお金を残すことができる家」であり
「お母さんの将来の生活保障のための家」であり
「家族が安心、安全に暮らすための家」であり
「ペットと一緒に暮らせる家」であり
「お母さんが菜園を楽しめる家」です。
住宅ローンは最長35年が多く取り扱われます。今の金利だとだいたい1%前後ですので、2,000万円の住宅ローンを組むとおおよそ月々の返済額は60,000円です。福山市内にも安い建売は4LDKで2,000万円前後で販売されていることがあります。4LDKが月々60,000円で買えるなら、広めのアパートに住んで家賃を払うよりもお得かもしれません。
しかし、お客様からお話をきくと、そんなに大きな家でなくてもいい、学校区が同じなら土地は小さくてもいい。ということがニーズだったりします。
極力支払いは少なくしたいということが大きな理由にあるそうです。そこで当社の場合、土地は新しく購入するために物件を探します。地域にもよりますが400万円~600万円の土地だったり、高くても800万円くらいまでが今までは土地購入にかける費用でした。建物は1,200万円以下のちょっと個室が広めの2LDKや3LDKを建てて、土地建物で400万円+1,200万円3LDK 1, 600万円です。自己資金を使わずに諸費用や外構など250万円~300万円をフルローンにしたら1,900万円で土地付き新築注文住宅を手に入れることができます。月々の返済額は約57,000円になります。
固定資産税はかかりますが家賃を払い続けることと比べると、希望の場所に自分好みのプライバシーも守れるマイホームを持つことができることが喜びに繋がっています。
お子さんたちに何か資産を残したいという想いも強く、将来的に土地があれば解体して新しい家を建ててもいいし、増改築も、もしくは購入したマイホームを貸して家賃収入を得ながら、別のところにマイホームを建てて生活することもできます。すなわち、少しだけ将来の家族構成や年齢のこと、転職などを考えると「住んでよし!」「貸してよし!」「売ってよし!」の家がいいといえます。
シングルマザーの方のマイホームの実現に向けて必要なサービスを行っています。これを必ず使ってください。
1.はじめてのマイホーム購入、その前に将来に備えたライフプランニング相談
2.はじめての住宅ローン、期間や金利、返済方法の基本知識相談
3.はじめての住宅ローン、団体信用生命保険以外の保障相談
この3つの相談というか話を聞いてください。将来不安を解決するためにも、そして安心してマイホームを持っていただくために行っています。
まだ不安と思っているあなたへ!家づくりが本当の幸せになるために私たちは全力でサポートいたします!なんとかしたい!その想いは誰にも負けません!おまかせください!
Pーhouse
私がこの想いを持ったのは 55 歳のときです。20 代の若い姉妹 2組のご夫婦との出会いからで、それまで、不動産鑑定の仕事に 27 年間携わって来て、土地には精通していましたが、建築関係はこのお客様との出会いがスタートでした。予算は、土地、建物等全て込みで2,000万円、双子の姉妹で子供さんも一人ずつ同い年、隣どうしで予算も仕様も全く同じにして欲しいとの条件でした。営業として手紙を集合住宅にポスティングをしていて、近くのアパートに住んでいらっしゃった二家族の目に留まったのがきっかけでした。土地を提供して下さった建設会社の社長とはこの時以来意気投合し、今も親しくお付き合いしています。
建築工事は一括してローコストに精通した建築会社に力になってもらいました。即ち、親子、父子二人、一家全員皆腕のいい大工で、随分助けられました。現在は分離発注に移行しましたが、複雑なリノベーションはずっと携わってもらってます。
その後、私の長男が建築設計、デザイン事務所の経験を積んで福山に帰って来てくれ、本来の建築デザイン業務と並行して P-house の住宅デザインに関与してくれています。ドイツ留学の経験もあり、大学非常勤講師をやりながらP-house デザイン、最近では日本企業の海外拠点進出に伴いその店舗デザインを担当しています。関与店舗は世界 5カ国に及び超多忙で、P-house デザインに割ける時間が厳しくなりつつあります。洗練されたシンプルさが特徴で、飽きのこない、街並みに一石を投ずる注文住宅の提供に努めています。
年間何人かは所得額、既存借入金の制約から持家を諦めていた人からのご相談があり、ローン付けで厳しい銀行交渉を余儀なくされることもありました 。
不動産鑑定の実務で培った土地を見る目、権利関係、利用権を活用する手法等にも取り組んでいます。時代の変化が急速に進み、社会の仕組みも等も大きく変わります。即ち、気象変動、人口減少、新家族制度、新型感染症、ネット社会、超インフレ、住宅建材の値上がり、長期金利の上昇等です。こんな時代背景の中で起こりつつある、モノを買わない時代における「住まい方改革」、これを突き詰めて行くとき行き着く先の出口、行動方針等が見えて来ます。概略次のとおりです。
1.あなたがまだ、20代~30 代であれば、持家を買う前に戸建貸家(賃貸)に投資することを考えることも大切です。
2.投資に興味がなければ、土地を買わずに定期借地(50 年間)等、土地を借りて自分の家を建て、予算を大幅に削減する方法を考えてみてはどうですか。
3.土地は自分の所有でないとダメなら、土地を買って、建物を自分で建てる従来方式に依りますが、上記リスクを回避するには「住んでよし! 貸してよし!売ってよし!」の柔軟性を兼ね備えた土地、建物の組み合わせを選ぶ必要があります。
4.最後に申し上げると、一生のうちで一番大きな買い物が負の資産(借入金を返すだけの収益を産まない資産)たるマイホームです。周りの人が普通に買うから、また、今の所得で何とか返せるから安心なのかも知れません。がしかし、今の時代は超リスク社会です。公表されているだけでも約 12%、(年間供給数約86万棟のうち約8万件)はローンが払えなくなり事故(破綻)が起こっています。親の援助で解消されたものは含まれていませんから、現実にはまだ多いということを肝に銘じてマイホーム購入の決断して欲しいと思います。
株式会社ソリューズ 取締役会長 平木